October 10, 2011
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Fridtjof Nansen's 150. fødselsdag
フリチョフ・ナンセンの生誕150周年です。
Wikipedia(ノルウェイ語)によると、
フリチョフ・ナンセン(Fridtjof Wedel-Jarlsberg Nansen, 1861年10月10日 - 1930年5月13日)は、スウェーデン統治下のノルウェーの科学者、探検家、国際的な政治家。
ノルウェーの北極探検家フリチョフ・ナンセン(1861-1930)は、弁護士の子として生れた。現在のオスロ大学であるクリスティアニア大学において動物学を学ぶ中でグリーンランドを旅し、帰国後も博物館などで動物学の研究を継続して1888年には学位を取得している。
同年から翌年にかけては、グリーンランドのスキー横断を成し遂げ、同島内陸部の研究を進めて探検家としての知名度を高めた。その後、北極探検の準備をはじめ、国や国民からの財政支援をもとに海軍の造船技術を導入した強化船フラム号を建造し、1893年には北極に向けて出港した。
こうしたフラム号も北緯77度附近で流氷にとじ込められたため、彼は船を離れてスキーによる北極点への旅を続け、人類未到であった北緯86度14分への到達が限界と悟り1896年に無事帰国した。
本書はこの探検の記録で全2巻からなり、彼が調査した気象、海流、氷原の状態はもとより、航海誌やスキーでの旅の様子が詳述され、1909年のアメリカ人ロバート・E・ピアリーによる北極点到達のための貴重な資料となったといわれている。
またナンセンは帰国後、大学教授として科学調査や執筆活動に専念した。そこに示された幅広い見識は、第一次世界大戦前後の国難回避のために人々から求められ、祖国のスウェーデンからの分離活動をはじめ、駐英公使や国際連盟における戦争難民のための高等弁務官など国内外の要職を歴任し、これらの功績によって1922年にノーベル平和賞を授賞した。
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